episode 2

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「え、それだけ?」 「は?他にあんの?」 相澤の疑問を自分も疑問で返してしまう。 「部活のこと、とか。」 「あー…」 相澤の恋愛事情が頭のほぼを占めていて、部活のことを忘れていた。 「俺、陸上部に行くわ。」 「そうか、」 相澤が決めたことに今更口出しをするつもりは無い。 「多分、部活が始まれば、部活にちゃんと集中するし。」 「はいはい、」 未来のことなど、誰もわからない。 予想や憶測は出来ても 所詮、予想は予想で 憶測は憶測だ。 「いつから?」 「え?」 「陸部いつから行くの?」 「とりあえず、まだ先かな。話し合いとかあるし。」 「そっか、」 いつかは そうなると思っていたし、 部活が変わって、また俺の知らない相澤が確立していくのも予想出来るし でも、まだ、俺と相澤は特別?と、言えるのかわからないが 単純で複雑な何かで 繋がっていると思っていたかった。
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