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「え、それだけ?」
「は?他にあんの?」
相澤の疑問を自分も疑問で返してしまう。
「部活のこと、とか。」
「あー…」
相澤の恋愛事情が頭のほぼを占めていて、部活のことを忘れていた。
「俺、陸上部に行くわ。」
「そうか、」
相澤が決めたことに今更口出しをするつもりは無い。
「多分、部活が始まれば、部活にちゃんと集中するし。」
「はいはい、」
未来のことなど、誰もわからない。
予想や憶測は出来ても
所詮、予想は予想で
憶測は憶測だ。
「いつから?」
「え?」
「陸部いつから行くの?」
「とりあえず、まだ先かな。話し合いとかあるし。」
「そっか、」
いつかは
そうなると思っていたし、
部活が変わって、また俺の知らない相澤が確立していくのも予想出来るし
でも、まだ、俺と相澤は特別?と、言えるのかわからないが
単純で複雑な何かで
繋がっていると思っていたかった。
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