2人が本棚に入れています
本棚に追加
相澤は俺のイスを占領しながら、
俺の買った漫画を読んでいる
新しく買った本を与えたのが間違いだった。
王道か邪道を問えば邪道な漫画。
「相澤、おい。相澤。」
「あ?」
余程面白いのか、何回か呼んでから返事だけを返される。
顔は漫画を見たまま。
失敗した。
真剣に読む相澤を見て後悔。
自分が先に読めば良かった。
明日の遠征の準備がだいたい終わった。
「今日何してたの?」
「トレーニング。」
やっぱりか、
内心でそう思った。
ぱっと見て、今の相澤はトレーニングセンターにいるトレーナーに見える。
相澤をみる度に耳を見てしまうのは、意識しているからなんだろうか。
ピアスをあける前
相澤は髪を染めた。
最初のコメントを投稿しよう!