不良に間違われる斎藤君

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この見た目だと街を歩くとき、絡まれることが多々あった。 勿論すぐ逃げるが それは、中学に上がるころ急激にひどくなり、買い物にも安心して出かけられない。 なので、姉に頼んでいた。(依頼料とかいって搾られたが) そんなある日、どうしても必要で家に無いものを姉に頼もうとしたら姉が居なかった。 しかたなく、1日くらい大丈夫だろ、と家を出たのが運の尽き。 俺は高校生とおもわれる5、6人くらいのグループに絡まれた。 結果は勿論惨敗。 ボロボロになって帰ってきた俺を見て、察した姉は 「あんたは弱すぎるのよ! 男として恥ずかしくないの!?」 と一喝し 俺を投げ飛ばした。 全国制覇したそのわざで、 それから俺は、少林寺・柔道・空手・フェンシング・合気道・カポエイラ・剣道・etc…を姉に叩き込まれた。 強くはなった。5人を一瞬でのせるくらいには、 だから、絡まれるたびに倒していったら変なん呼称をつけられた。 『黒狼』 どこのチュウニだおい。 まあ、名付けた奴のセンスはともかく、俺は今まで以上に絡まれるようになった。 姉よ。 根本的解決に至ってない。
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