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・・・・・・・・・・・・叫んだ。今まで発したこともないほどの大声で。
えっと、今のなに?
天を駆ける?我に挑むがよい?ダメだ、自分で自分の発言の意味がわからない。
「・・・・・・それは挑発か?」
座りこんでいる毛利はまだ俺を睨んでいた。
「それはどうか。判断するのは貴様の主だ」
おい待て。挑発ってどういうことだ。もし挑発って判断されたら俺はどうなるんだ。
「ふ・・・・、ははは!!正気か軍神!そんなことをすれば、すぐにでも貴公のもとに諸勢力から刺客が送り込まれるぞ!」
ええええええええ!!?
刺客!?嘘だろ!?他の武将の生まれ変わりが今日みたいに襲ってくるのか!?
いかん!やめろ!前言撤回!!さっきの取り消して!今日みたいなのはもう御免だ!頼むからぁぁぁぁぁ!!
「・・・・・・・・構わん。それこそ我が狙いよ。全国にのさばる将をいちいち探すのは面倒なのでな。こちらのほうが幾分かやりやすい」
なんでだぁぁぁぁぁぁぁ!!
おかしいだろこいつ!なんでわざわざ自分から命狙われにいくの!?
やりやすい、じゃねーよ!殺られんのはこっちだっての!
「・・・・ははは、正に軍神よ。私はとんでもない者を相手にしていたのだな」
お前はお前でなに言ってんの!?
やめて待って!お前が行かなければ!伝わらなければ全部丸く収まるから!!
「よかろう!その言葉、必ず主のもとまで届けてみせよう!」
待てやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!
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