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「見逃してやる、と?・・・・・・・・斬れと言った!私を愚弄するか!!」
俺の不殺発言が気に障ったらしく、毛利は鬼のような形相で俺を睨みつけてくる。
「・・・・ふ。いや、貴様には一つやってもらうことがあるのだ」
へ?
なに、俺の考えが伝わったわけじゃないの?
つーかやってもらうって、なにを?
「伝言だ。貴様の主、織田信長・・・・・・。そして転生した将たちに向けてな」
「伝言・・・・?殿、なにを・・・・・・・・」
疑問の表情を浮かべ、か細い声を出す宇田切を一瞥し、俺は七支刀を力強く地面に突き刺してニヤリと笑う。
「日の本全土に響かせよ!今再び、龍が天を駆ける!!これを恐れぬ者は我に挑んでくるがよい、とな!!」
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