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「・・・・・・・・・・っざけんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッ!!!!」
叫ぶことだ。腹の底から内臓も全部ひねり出すように。
もうどうにもならないということはなんとなく理解していた。
でもこんなバカみたいな状況、もうどうすることもできないじゃん?
だから俺は叫んでみた。狂ったと思われても仕方あるまい。
「殿ーーー!もう一度!もう一度定満とお呼びください!!」
「呼ばんわぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
寂しい輝きを放つ夕日が、俺に同情しているように思えた。
・・・・・・・・この日を境に、俺は普通の高校生から戦国大名になってしまった。
そしていつ終わるかもわからない天下を取る戦いに、自らの意志とか関係なく巻き込まれることとなった。
上杉虎太郎。前世は越後の龍、または軍神、上杉謙信。
逃れられない乱世の運命に、片足突っ込みました。
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