ギルドでの再会

4/36
前へ
/785ページ
次へ
「キクちゃん、起こしに来てくれたのかな?」 雑魚寝していたかみっちに驚き、フリーズしているキクちゃんに聞く。 「ご飯の用意が出来たから呼びに来たんですけど、神様や天使様のお口に合うかどうか…」 「せっかくのおもてなし、受けるのが礼儀と言うものじゃて。」 「有り難くいただきます。」 即答するかみっちにルシファー。 俺達はリビングに移動した。 しかし、元は親子3人が暮らしていた家。 リビングはそんなに広い訳じゃない。 そこにキクちゃん親子に俺達6人の大所帯。 当然全員は座れない。 「このままじゃ狭いな。ボタンさん、広くして良いですか?」 「えっ?広くですか?」 いきなり聞かれ、戸惑うボタンさん。 「ええ、こんな感じです。」 指をパチンと鳴らし、空間属性の魔法でリビングを広くする。 「ど、どうなって…」 「もしかして、空間魔法?」 呆然とするボタンさん。キクちゃんは驚きながらも、俺が使った魔法を言い当てた。 「空間魔法!…神様ですもんね。」 ボタンさんは、俺なら何でもありだと開き直ったようだ。
/785ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13348人が本棚に入れています
本棚に追加