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ペッコロの中にダンジョンコアが入った?
いまだ光を放つコアのために詳しくは見えない、しかし…そのコアを体内に取り入れる為なのか、時折光が弱くなる。
そして、ペッコロはコアと共に天井を上に歪め、謁見の間を上に引っ張る様に上空に昇る。
まだ、外には出て無いが部屋中が軋み始めている…
どうやってここから出ろと?
急いでお姉ちゃんを担ぎ上げ、後ろの扉を見ると…
扉は少し歪み始めているが、なんとか開く…のか? 考えても仕方ない、やってみるさ。
このマウンテンの為に!
ペッコロの気持ちが分かった瞬間だった。
扉を吹き飛ばし、通路を疾走する。
途中でゴロゴロと転がる芋虫を捕獲し、ビッチーズを…
両手が塞がった状態でどうしろと?
いやいや考えている暇は無い。
既にダンジョンは凄まじい音をたて崩壊を始めていた。
背負う、担ぐ、束ねて乗せる、inする、捕まらせる、総勢14人を乗せた状態で俺は走り続ける。
雑技団もビックリ。俺も驚いたよinして…コホン
風魔法を周りに展開して音速超えたら直ぐ外に出れた。
ダンジョンが吹き飛んだ!とも言うが…
外は夕暮れに染まり、夜のとばりが辺りに満ちようとしていた。
その中に明かりが一つ。
まるで星の様に、煌めくコア、うっすら透けて見えていたペッコロも何時しかその質感を取り戻しつつある
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