カエルについての反省会だった

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「カエルスーツ、どうだった~?」 Dr.ラキアが自信満々の顔で聞いてくる。絶賛されると思っているのだろうか? その場合、絶賛されると思える根拠を是非聞きたい。 聞いた後でも『もう二度と装備したくない』という感想は変わらないがな。 「跳躍力は物凄いし、手足の吸着力はビルの壁等へは問題ありません」 だが今、Dr.ラキアが聞いているのはカエルスーツの見た目や相手を挑発するような言動、語尾についてではないだろう。 仮にも悪の組織アンタレスの優秀な科学者だ。絶対違う。 「そんな事じゃなくて見た目とかチャーミングな言葉遣いとかの感想!」 ちゃーみんぐ?いかん。予想外の言葉すぎて一瞬、言葉の意味を理解できなかった。 「あんな気持ち悪い外見は嫌だ!とファイナルファイヤーの女性陣には大変不評でした」 「え、なっ何で?」 Dr.ラキアとしては、可愛いやぬいぐるみで欲しい等の感想が得られると考えたらしい。 俺としては、あんな外見でどうやって可愛いという感想を勝ち取れると思ったのか不思議で仕方ない。 でも宇宙は広いからアレが可愛いと思う生命体もいるかもしれない。 どうしてカエルスーツが可愛いと思えたのだろうか? 少し気になったのでDr.ラキアに聞いてみよう 「Dr.ラキア、質問してもいいですか?」 「ん?いいよ何々!」
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