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──ピンポーン…
ハーイ!という声がして、ドアが開く。
「おはよー、優くん!」
「おはようございます。」
出てきたのは、秋夜のお母さん。
いつも出てくるのはお母さんで、秋夜は絶対出てこない。
「いつもごめんねぇ…」
「大丈夫ですよ。」
なぜかって?
「んふふ…スゥー…」
寝ているから。
こいつを起こして学校に連れて行くのが、俺の役目だ。
俺が起こすまで、絶対にこいつは起きない。いつになったら、自分で起きるようになるんだ。
はぁ…
「秋夜ー、おきろー」
ペチペチとほっぺを叩くが、全く反応なし。
まぁ、これで起きたら苦労はない。
いつもの…やろうか。
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