第一章

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「何か?」 小さい声でそう言ったこの女性は、もの凄く不機嫌な表情をしている。 演奏を中止させられたためだろう。 「1年の高木修都と言います。今日、サッカー部顧問の先生に会いたいんですけど、どの校舎か教えて下さい」 俺は自己紹介した後、質問をした。 しかし、質問の返事にびっくりすることになる。 「自分の足で探しなさいよ」 その声には全く感情が無かった。
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