TAKE3

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「ようこそ、お待ちしていました」 部屋の中に入った俺を出迎えたのは、柔らかな声だった 応接室だけあって、部屋の中の調度品も一際豪華だ 天井からは小さめなシャンデリアが吊り下げられ、控えめに部屋の中を照らし出している 豪華だが、それが嫌味にならないくらいに自己主張が抑えられ、品の良さが伝わってくる テーブルを挟んだ向こう側に、二人の少女が立っていた 一人は透き通るような亜麻色の髪をツインテール(サイドアップテールというんだったか?)にし、抜けるような白い肌をした少女 猫目気味の大きな目から、勝気な性格であることがうかがわれる もう一人は、遺伝だろうか、同じように綺麗な亜麻色の髪を肩口で切りそろえ、若干たれ目気味の目が優しい雰囲気を醸し出している少女 それぞれタイプは違うが、文句なく美少女といっていいだろう
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