異能じゃない、個性だ！

目が覚めたら朝だったカーテンの隙間から降り注ぐ朝日が眩しい半覚醒状態のまま隣に目をやると、俺の隣にはすやすやと寝息をたてている少女がいた俺は一度キツく目をつむり、一瞬の後問答無用でそいつをベッドから蹴り落とした爽やかな朝に相応しくないドギャッという凄絶な音が響くムーーーーーーという怨嗟のこもった声を上げながら目を覚ましたそいつに、俺は挨拶した「おはよう咲希ねえ」

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