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「それからは僕が転校するまで、ずっとサッカーして遊んでたね」
「あははっ、そんな事もあったなー...懐かしい」
「僕ね、あの時に透と出会えて良かった。千里君とも仲良くなれたし、その後も友達が増えたよ」
「え、俺何もしてないけど?」
「ううん、あの時に声を掛けて貰えなかったらきっと今の僕はいないし...ありがとう透」
「馨...俺こそ仲良くしてくれてありがとう。これからもよろしくな?」
「うん、こちらこそ...
あのね...僕透の事好きだよ」
「俺も好きだ!ずっと友達でいような」
そうじゃないんだけどなぁ…
でもきっと…これで良いんだよな。
大事な僕の友達だから……
きっと、透には素敵な人が現れるから、
僕は諦めるよ...
初恋って...苦しいんだ...
でも...苦しいだけじゃない...
「馨?どうかしたか?」
「ううん、何でもないよ!それより夕ご飯食べに行く?」
「おう!行こう行こう!」
透に恋をしていた自分の事好きだし、幸せだよ。
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