人魚姫

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あの事件から数日。 人魚姫は王子の城の水槽の中で、歌を歌い、王子はその歌を聞いていた。 人魚姫は広い海の世界へと戻ってはまた王子の居る人間の世界へと戻る日々を過ごしていた。 海に比べれば、あまりにも狭い狭い世界だが、その水槽には海よりも大きな愛があった。 人魚と人間、そして、水槽という壁はあるものの2人は幸せに暮らした。 そこに、確かな愛と信頼があったから。 -終わり-
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