登場人物

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登場人物

鳳霞子: 鳳中納言の一の姫。14歳。聡明であるがお転婆。花見の宴の前夜に琥珀の宮と出会う。心の底でいつも母親に再会したいと願う。 琥珀の宮: 今上帝の第2皇子。16歳。亡くなった母親は第2妃だった桂雉子(かつらのきじ)。皇后からしばしば侮辱されたりする。花見の宴の前夜に霞姫と出会い、惹かれる。 鳳中納言: 霞姫の父親。32歳。霞姫の母親と10年前に離縁。正妻の寅子の母親と結婚し、三子を授かる。厳格なところもあるが、いつも家のことを第一に考える。 鳳寅(ふさ)子: 霞姫の妹。10歳。正妻の娘。大人しく、なかなか本性を口にしない。霞姫を姉として信頼する。 寅子の母: 鳳中納言の正妻。優しい性格で、血縁のない霞姫を表向き見守る。三児の母親。たまに本音が出る。 鳳紗(すず)子: 鳳中納言の妹。霞姫を10年前から養育する女房。以来大切に育て上げる。事情があって独身。 柏少納言: 鳳中納言の心許せる親友。中納言の昔のこともよく知っている。 柏祇絋(つみひろ): 柏少納言の嫡男。14歳。霞姫とは幼なじみで、ずっと前から好意を寄せる。素直に物を言えない照れ屋。 今上帝: 国の王。幼い頃から椿の宮に好意を寄せる。行方不明になった宮を第2妃とする。4人の妃を持つ。 胡子(ひさこ)皇后: 今上帝の第1妃。右大臣海原氏の妹。帝との間に五子もうける。嫉妬深く、暴走して他の妃や皇子を侮辱することもある。 東宮: 今上帝の第1皇子。17歳。榊(さかき)の宮。母親の皇后からいつも守られてきた。皇后とは対照的で心優しい性格。 東宮妃鳩子: 榊の宮の妃。大納言の娘。17歳。真面目で大胆不敵な発言もしばしば。 椿の宮: 先帝の第5皇女で今上帝の妹。15年前に行方不明になったが、帝の第2妃となる。 桂雉子: 今上帝の第2妃だった琥珀の宮の母親。10年程前に心労が酷く、病でこの世を去る。 香の宮: 今上帝の第3皇女。18歳。皇后の子。 海原百合子: 海原右大臣の娘。17歳。穏やかな性格で自由な恋がしたいと望む。皇太子に好意を寄せる。 有栖の宮子: 梶山家の若殿。17歳。母親が帝の妹で「宮子」という地位を授かる。 左大臣の大姫: プライドが高い。皇后から琥珀の宮の妻にと勧められたが、不仲で別れた。
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