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「オッホンッ!!」
「おっとこれは失礼した」
セラフィムさんがした、わざとらしい咳で場が真面目な空気に戻った
「もっと詳しく理由を説明しますと、正直な話神様は人々の信仰によって力を得ているのですが、その信仰が弱まってきているせいでこの様な病人扱いになっているんです。
そのせいで、貴方の様に、ちょっとした恨みなどを向けてこられても、かなりの力を失って行くんです」
「なるほど、まぁ大体納得したよ」
「はい、じゃあ次は貴方をここに呼んだ理由ですね。
それには貴方の死んだタイミングが関係してますね」
「俺の死んだタイミングか?」
確かにタイミングは悪かったが
「別にあのぐらいの地震だったら死者も相当のものの筈だから、俺だけ特別ってわけじゃ無いだろ」
「はい、確かにあの地震での死者は7962人とちょっとした大地震です。
ですが、貴方はそんな悪いタイミングだった、なんて言葉じゃ納得いかない筈ですよね?」
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