一幕

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「っとまぁ、とても有難いことを言って貰ったんですが、話を戻させて頂くと、あんまりにも憎しみやらなんやらの負の感情が大きいと、転生のとき前世の記憶が残ってしまうんですよ。」 「なるほど。でもそれだったら俺より前の奴はどうしてたんだ。俺みたいに神様じゃなくても、他の人を恨む奴もいるだろ?」 「そりゃあもう、沢山いますよ。ですが神様には力がありますから。全部消すことが可能なんですよ。 ですが、前にも言った通り、もう力が無くなって来ちゃいましてね。あんまり消せなくなったんです」 「あ~。それは何か悪かったな で、俺は結局どうなるんだ?」 「はい、それなんですが貴方は他の人と同じように転生をして貰おうかと思ってるんです」 「そうか、まぁ神様の手伝いとかにならなくて良かったよ」 「ええ。一応私の事を恨んでいる人ですからね。そばに置きたくないとセラフィムちゃんきってのお願いでしてね」 ほほぅ‥‥‥ニヤニヤ
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