一幕

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「なるほど、じゃあ次に、俺が産まれる場所と性別は選べるか」 「はい、それは可能ですね」 「そうか、じゃあ遺伝子的に、全部の属性を使える可能性がある所は何ヵ所ある?」 「それだったら意外とあるはずです。 セラフィムちゃん、どれぐらい?」 「少し待ってください。……………ざっと15000世帯ぐらいですね」 「意外とあるんだな。 じゃあその15000の中で農家の家はどのくらいある?」 「農家ですか。そうですね・・・。 あ、有りましたよ。」 「本当か!!何世帯ある?」 「はい、少ないですけど200世帯ほどです」 「まぁ貴族が優秀なら多いほうだろ。 じゃあそのなかのどこかに男として俺が産まれるようにしてくれ。 あと、産まれるとき俺が産まれる前までのスペックを上乗せしてくれ」 「別に良いですけど・・・何かしっくりきませんね 「別に良いだろ。次になんだが、これは最優先に叶えられるようにしてくれ」 「良いですけど、さっきも言いましたが、あまり力がいるものは出来ませよ」 「大丈夫だこれはかなり簡単だ。 俺が望むのは……可能性をくれ」 「‥‥‥すみません。意味が解らないです」
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