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櫻は頭を抑えながら起きた
もちろん、一番最悪な目覚めだ
櫻)「嗚呼…きの…。!?」
なれないお酒のせいで喉が痛くなり声が出せない状態になっている
ガラガラ声、火傷したような痛みが響く。
櫻)(ぅわ~最悪だ!!アルコール度って以前の問題だよ!相変わらず強いな母さん、父さんお酒で勝てないって言ってたな…。私も父さん譲りなわけだ…)
歩くことすら出来ない
そう、お花畑にいるみたいにフワフワしている。
体はぐったりしていて、考えと思いはグチャグチャになっていた。
学校が休みなのが幸いし、櫻はベッドに潜り込んだ。
宇)『…笑(グロッキー♪)』
声にならない声で笑って思ったように頭飾りは微弱ながら動いていた。櫻はベッドに潜り込んだままだ。
宇)『…笑(わ~い、暴力女は馬鹿女♪初酒でぐったりグロッキー♪ピプピプニタナカ~ウップラピン?)』
頭飾りはクッションの上で左右に動いている
パフッパフッと音を立てながら
楽しく動いている。
そう。これ以上の幸せはないと思えるほどにクッションの上で動いている。
宇)『…喜♪(グロッキー♪バタンキュウ~♪ハリキアカサ~♪ウッパヲス♪)』
今もクッションの上でパフッパフッと音をたてながら喜んでいる。
櫻の様子は変わりなく、ベッドの上で布団を被ったままだ。
宇宙人は櫻の心配などはしない
ただ、嬉しいのには変わりはないのは確かだ。
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