15 初×好み

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スカイブルーの瞳がニッコリと笑い、ニンマリと笑った。 とげのある言葉で、意地悪そうに私に言った 櫻)「…唇奪われた…っ!」 櫻は服の、袖で唇を拭き取るように擦っている でも、残酷な事に感触だけは残っている。 櫻には大事なファーストキスが、奪われたのは確かな事実。 ?)『どうした?』 スカイブルーの瞳が妖しく笑う 妖艶の笑み、吸い込まれてもおかしくないと 櫻は体中で感じていた。 言葉がでない、頭と体が別々になったみたいに 櫻の瞳には、妖艶の笑みが金縛りのように感じていた。 ?)『はぁ…つまらない女だ。威勢がない櫻には興味も湧かない。落ちたか?梓の方が反応が良かったぞ? 楽しいやつであったが、今の櫻に方法を教えても意味がないな。 あきた、では我は失礼するぞ。』 櫻)「っ!あぁぁぁ!!待てやっ!」 櫻)(言葉使いなんて、どうでもいいわっ!散々言って?馬鹿女?つまらない?あきた?あげくに帰る?!) 櫻の怒りは、沸々と湧き上がり感情が顔に出だした。 ?)『櫻はそうでなければ意味がない。我の頭飾りをクッションに投げ飛ばすぐらいが良い。』 櫻)「……えっ、?」 櫻)(なんで知ってんのよ!?) ?)『それに、唇。気持ち良かったぞ。我好みで良かった、蒼空(そら)と呼んだら我は櫻の前に現れる事にする。 心配はするな、契約は出来ていない、同意が必要される。 では、櫻姫失礼するぞ』 一礼すると 粉雪みたいに消えた
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