†交流試合†

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………私はとりあえず。傑さんの空間魔法を解くと、ひと息に作戦を伝えた。 「……草野は、急いで二人のバックアップを宜しく。……危なくなったら、風魔法上手く使って二人を地上から引き剥がしてっ!!和水と陸君は、生徒会全員に伝令で回って?この魔法は、魔力を吸って拡大するから魔法への攻撃を停止するように伝えて欲しい。それから、見つけ次第、弥生さんの保護も宜しく。……先輩達はムービーの件宜しくお願いしますっ!望と私は空間を開くから、 楓君アシストお願い!!………以上。全員無事で帰る事。」 「「「「「「了解!!!」」」」」」 四方に散っていくみんなを見送って、学園を見下ろす空中には… ………私と望。それから、楓君だけがとり残された。 「……さて。この広い空間に空間魔法を二人でかけるのはキツイですわよ?…どう致します?」 「考えがある。……一カ所で他方に力を倍増させながら散らせる方法。…さらに、この学園と白砂の生徒のだれもが知ってる歌で、魔法を発動させる。…上手くいけば他の生徒の協力も得られるはずだよ。」   「……何処に行きますの?」 ………それが出来る場所は、一カ所しかない。 「放送室。」       
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