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本棚に追加そう青年が怒鳴った瞬間、少女の小さな唇が知らない男の名前を紡いだ。
「…っ。傑さん…っ!!」
少女は、青年の腕をすり抜けると…
焦ったように、顔色を変えて校舎の方に走って行ってしまった。
…ちゃんと話したかったが、゛脳震盪゛とゆう言葉に、少なからずショックを受けていた俺は…
足がすくんでしまって追いかけられなかった。
……今の俺には、追いかける資格もない。
自分の事しか見えていなかった。
俺の中の世界には、いつだって俺と姫がいたのに。焦って、人としてやってはいけない事をした。
…彼女が姫なら。もう、愛想をつかしてしまった事だろう。
それを当然だと自分を叱る自分と…
どうか見捨てないで欲しいと懇願する自分…
…何故、俺は大切なモノを壊してしまうのだろう。

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