ちるどれん。

１

海「あー、スネちゃいましたね。しょーがない……」

海鈴さんは座っているソファーから立ち、部屋の端でウジウジしている空牙さんに近づく。

空「………べつに、いいもんねー、すねてなんかないもんねー、海鈴のぶぁーーか。」

プクッと口を膨らませて言う空牙さん

いや、確かにイケメンなんだけどさ
女子とか学園のやつらが見たら叫びだしたり、鼻血出すくらいだが。

その歳でやるか
似合うけどな

そんな空牙さんに、海鈴さんは空牙さんの頭をポンポンと撫でる。

海「空牙、機嫌直して下さい」

海鈴さんは困ったように笑いながら、空牙さんに言う。

爽やかだな……、海鈴さん

空「………ん、」

海「さっきはすいませんでした」ﾁｭｯ

……………………。

完全に2人の世界だ。

実は2人……海鈴さんと空牙さんは付き合ってる。

素っ気ないことがおおい海鈴さんだが、こういう時とても空牙さんの扱いがうまい