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放課後流依に起こされた俺は、まだはっきりとしない瞼を擦りながらも、流依に礼を言う。
1年である流依がわざわざ教室まで起こしに来てくれたのだ。約束をしていたのに寝過ごしていたのかと、申し訳なく思う。
俺は『龍帝』という族の幹部をやっている。
『龍帝』は最近全国No,1になった結構有名な族だ。
流衣との約束は今日、その『龍帝』に入れてもらうための……簡単に言うとテストみたいなのがあるのだ。
流衣を見ると、いつも冷静な彼が心なしかニコニコしている。
よっぽど楽しみらしい。
流依との出会いは、先日絡まているところを助けたことから始まるのだが……。
流「はやく!はやくいきましょう!」
急かす流依に、思考を切りかえ手を引く流依についていく。
なんだか少し微笑ましくも思いつつも、俺も歩みを進めた。
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