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何時間かたってやっと『龍帝』の倉庫に着いた。 いつの間にか日が暮れ、暗くなっている。 流「なんだか、緊張してきちゃいました…っ」 流衣は倉庫を目の前にし、少し緊張しているようでキュッと自分の服を握りしめている。 普通中学1年がくる場所ではない。 少し前まで小学生だった彼が緊張するのも仕方がないことだ。 蓮「大丈夫だ」 ちょっとでも緊張を解せるようにと、流依の背中を優しく叩く。 流依は、ぎこちないながらもこちらを見上げた後、気持ちを切り替えるかのように両手に拳を作り、自分に鼓舞していた。 さっきよりは、マシになっただろうか。 初めての後輩に、少し戸惑う。少し緊張が解れたのを確認しながら扉を開ける。 ーーーギィ 錆びれた扉は、重々しい音をたてながら開いた。
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