逃走劇の始まり

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そして、冒頭にもどる ………あ?話がつながらない?ちゃんと続いてんだろ。狩りの時間=狩るもの+狩られるもの 狩るもの=ヤロー共 狩られるもの=俺 ほらな? まぁとりあえず、俺の気迫にビビった隙を見て抜け出したってわけだ。現在進行形で追われているが 「A班は右だ!B班は左、その他は俺について来い!」 「「「「「うっす!!」」」」」 「なんだその無駄な連帯感はぁぁぁぁ!!!」 ちくしょうなんであんなに一致団結してんだよおかしいだろ!そもそも俺に狙われる理由は………いや、うん、無きにしも非ずだけれども 「俺らのアイドルを取りやがってぇぇぇ!!!」 「だからちげぇっつってんだろぉぉ!!」 走る走る。すでにここはあの廃工場があった郊外ではなく街。俺らの街は結構大きく中心に行けば夜でも滅多に暗くならない そんなところを大所帯で走ってるもんだからさっきから視線が痛いのなんのって 「見つけたっ!」 「げっ!」 「でかしたぞA班!」 ちょうど角を曲がるとそこには先ほど分岐したはずのA班とやらとご対面。数にして6人。あれはどうあがいても超えられるもんじゃない 「くそっじゃあこっちだ!」 少し引き返し逆の角を曲がる。こっちは商店街のため、人が多い。しかも今は夕方だ。お買い物をする奥様方が盛りだくさん ニヤッ
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