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俺が異常なだけか?いやいや、もしかしたら雷の元帥ってのはまだ若造でなり立てだったのかもしれないな
「Sランク以上になりますと、戦争に駆り出されたりとあります。元帥に至っては発言力が国王並みにありますので拒否権が与えられます。と、こんな具合でしょうか」
「おう、ありがとな」
さて、今おねえさんが説明してくれたことを要約して、自分なりに解釈すると
『Aランクで充分』
「そんじゃ登録したいんだが……最初のランクについては必ずEからなのか?」
「いえ、登録する魔力値や属性の多少により決まりますので、必ず、というわけではありません。ただし、検査官が手に負えなければギルドマスターの有無により決定いたします」
「んじゃ、低かったら地道に依頼をこなしていけってことか。OK、登録頼む」
「はい、ではこちらの用紙に情報を」
「はいはい………キール」
「ふぁぁ……なんですかクレアさん」
ずっと説明続きだったからか、退屈そうにあくびをしているキール。とりあえず、頼む
「俺は文字が書けん。だからよろしく」
「え……まぁいいですけど」
一瞬固まったものの、スラスラとわかるところだけ書いてくれるキール。うん、読めない。だからその冷え切った視線をやめてほしいぜおねえさん
「えと、あとは魔力値と属性、あとは出身地なんですけど」
「おう、最初の二つは無い。そんで出身地は………極東で」
『……………』
おっと、また固まったぜ。つぎはギルド全体か?属性に時属性って書いてもらおうかな
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