完全犯罪ヤブレター

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なるほど、和風な野菜人ですね、わかります キールの話からすると、【極東の民】は滅多に国を出ないらしい。だから俺が極東っていうと驚かれたのか そんで受付さんもきっと【極東の民】の性格を知っているから慌ててたんだな、うん。決して俺がイライラしてしかめっ面をしていたからではないんだな 「ん、説明ありがとう」 「いえいえ!」 ………説明は終わったのにまだこっち見てるよキール。このキラキラ光線はきついな 「あのぉ……」 「よし!ナイスだ受付さん」 「ひっ……あ、ありがとうございます?」 俺のあまりの勢いに受付さんが引いた。これも俺が【極東の民】だからだよね。そうだよね。そうだと信じたい 「はっはっは、あんまり受付ちゃんを困らせないでくれるかい?」 「あん?」 『ざわ……ざわ……』 受付さんの後ろから現れたのは、見るからに優男。しかし、漂っているオーラ?的なのがそこらへんのおっさんとじゃ次元が違う おかしいな。魔力なしならギルドマスターとの戦闘フラグは避けられると思ったんだが。頑張って逃げるか 「君が【極東の民】を名乗る男かい?」 「いえ、違います」 即答 『……………』 「え?あれ?違うの?雰囲気的に君かと思ったんだけど……ごめんね?」 「いえいえ、人間誰しも間違いなんてありますよ」 「そういってくれると助かるよ」 「「あっはっはっは」」
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