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その後、色々な施設や学園なんかも見せてもらい、気づけば夕方になっていた
流石に一国のお姫様と王子様をこのまま外に出しておくことはできない。俺がいるし万が一なんてありえないと思うが、一応
それにこのまま暗くなったら健全たる一般市民様から俺への視線がひどくなってしまう。それは勘弁
というわけで城に帰宅………城って帰宅でいいんだろうか。帰城のほうが適切なのだろうか。日本語って難しい
「……?どうしたんですか?早く入りましょう」
「おう、わりぃな」
あまりにも俺を見た瞬間の門兵くんの訝しげな視線にどっか間違ったのかと思った
「それじゃあまたお食事の時にお呼びしますね!」
「あぁ、じゃあな」
そのまま俺の自室までついてきてくれたキールとミール
ミールはウトウトとしてフラフラだった。きっと久しぶりだったのだろう外に出るのは。あんだけはしゃいでたし
思えば一日中この国をブラブラしてたんだな。それでもキールの話じゃ大きな施設でも半分も回っていないらしい。どんだけ大きんだよ
まぁその理由に、見て回って面白いところが少ないってこともあるんだが。なんだかんだ言って俺もずっと歩き回るのは疲れ………てないな
さすがは全次元最強の体。こんなんじゃ疲労どころか乳酸菌も溜まんないってか?筋肉痛ともおさらばだな
「ふぅ、少し寝るか」
疲れていないといってもやはり精神にはくる。色々ありすぎたしな最近
あと、年相応のキールとミールが可愛かった。子供は世界を救う。これに共感してくれる紳士も少なくないだろう
そんな紳士と書いて変態と読む考え事をしながら思考が闇へと落ちていった
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