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「しっつれ~~しま~~す」
東館の一番外れの教室は日当たりがいい資料室になっている。普段は鍵がかかっているはずなのだが最近は空いていることが多いのだ。
「いい天気…」
「咲眠い?」
「ちょい、おまえが飯食ったら寝るわ」
「りょ!じゃ頂きます!」
「ほい、召し上がれ」
今日は本当にいい天気なのだ、春は麗で花粉が踊り狂っている。
黄色い風が吹き荒れているのだ。
「うっ、、、、、、、、、、、んま~~!!!!!」
素っ頓狂な声に振り向くと純が目を輝かせて煮物にがっついていた
「最高~~!咲の煮物ほんと美味しい!だいすき!結婚して!俺のお嫁さんになって~~!」
「ソシャゲ中毒の旦那はいらん」
「ソシャゲはいいぞ」
「俺はハマらん」
「でもホント美味い~~!!てか今日卯月せんせと一緒に食べなかったん?」
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