鬼の補佐さん。

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「今日は月影様と会う予定がありますが、どうでもいいですね。」 「警察のトップだよ?どうでもいいって。」 わたしのほうが位は高いけど、鬼灯は誰にでもズバッと言うから恐ろしい。 「会ったってどうせぐだぐだ話をするだけです。 そんなことをする暇があれば違う仕事をしましょう。」 「…………。」 ため息が出るほど鬼灯はド真面目。 これだからちょっと困るところがある。 「朝食が済んだら早速街に出かけましょう。」 「また?」 「また?ではありません。 街を見ることも立派な仕事です。」
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