鬼の補佐さん。

5/13
前へ
/106ページ
次へ
呆れながら言う鬼灯にムッとしながら言い返す。 「どうせ、甘いもの食べたいだけなんでしょ?」 「違いますよ。 甘いものを食べるついでに街を見るのです。」 ついで……? ついでって、「仕事しましょう。」って言ったのはこの人じゃん。 「さて、早速行きましょう。」 鬼灯の手にはお金の入った袋。 「絶対、甘いもの食べたいだけなんでしょ!?」 「悪いですか?」 「……………。」 どういうことか、鬼灯が言った言葉は全て正論に聞こえる。 それが、正論じゃなくても。
/106ページ

最初のコメントを投稿しよう!

34人が本棚に入れています
本棚に追加