【二章】ビノシュと言う国

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私の名は キース。 この国の剣術師だ。 私の住んでいる国の名は… 『ビノシュ』 ビノシュは豊かではあるが小さな国だ。 私は生まれも育ちもビノシュで、一度もビノシュを出たことはない。 私の家は裕福な家で、町でも評判の金持ちであった。 私には父と母、そして妹がいた。 父と母は金に目がくらみ、私達兄妹をほったらかしにしていた。 貴族や金持ちと言われるのが嫌だった私は家を出て、小さな小屋で暮らしていた… 貧しい暮らしであったが、何にも捕らわれず、満足した暮らしをしていた。 ただ、気がかりだったのは妹の存在。 妹はまだ幼かった為、メイド達に頼み、置いてきた いつか きちんと働いて、不自由なく暮らせるようになったら迎えに行こうと思っていた――――――― なのに!!!
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