【二章】ビノシュと言う国

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女3『シンディ様は………』 メイド達はシンディの名を聞くや否や、俯いた 嫌な予感がする… キ『シンディがどうしたんだ!?答えろ!シンディはどこだ』 女1『キース様!落ち着いて下さい!……旦那様と奥様から何もお聞きになられていらっしゃらないのですか?』 旦那様と奥様? 父と母のことか… キ『父と母からか?もう数年以上会ってない!…どういうことか説明しろっ』 女2『………はい』 メイド達は顔を見合わせ、意を決したように話だした 女2『キース様が出て行って直ぐにシンディ様に王宮から招待状が来て……それは軍の指揮官、アレキレス様からの物でした…』 王宮から招待状。 指揮官、アレキレス。 女2『シンディ様はその招待状をお断りしました……それから数日後、屋敷にアレキレス様がやってきました……シンディ様はお引き取りを願いましたが、旦那様と奥様が……』 指揮官アレキレスはビノシュでも有名な女好きだったな… 差し詰め、シンディに求婚でも、持ちかけたんだろ…
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