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「おはよー」
「おはよー」
「なぁお前、昨日のピカリの定義、観たぁ?」
「観た観た!!めっちゃおもろかった(笑)」
いつもの学校。
今日も今日という1日が始まる。
ガラガラガラ。
わたしは1-5の戸を開けた。
「あ、美奈。」
「お、おはよぅ…」
「…ねぇ、そういえばさー」
またもや無視。
私は光山高等学校1年5組。
市川美奈。
あんまり目立たない存在である。
別に眼鏡でみつあみ、というわけではない。
どこにでもいるような女子高生であると自分は思う。
ただ異常な程、
恥ずかしがり屋で人見知りで内気。
わたしがもしも
恥ずかしがり屋で人見知りで内気でなければ
普通に友達を作るのは簡単だっただろう。
ただ異常な程であるから、
無理である。
こんな恥ずかしがり屋で人見知りで内気のわたしが
まさか今とは180゚回転した生活が待っているとは思わなかった。
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