49人が本棚に入れています
本棚に追加
「自己紹介はそんなところで…あ」
まとめようとした久保田先輩の視線の先には。
「ごめんごめん、遅れた」
ぶんぶんと手を振りながら悠然と現れたその人は、これまた堂々とした体格だ。
180cmはあるだろうか。
だけどスカート。
久保田先輩の内股と足して2で割ってもまだ余るO脚。
「梅野かおり、マネージャーです」
声だけ聞いても、本当に女子なのか判断することはできなかった。
久保田先輩から俺達の入部届を受け取ると、パラパラとめくった。
腰に手を当てて、凄みのある笑みを浮かべたその姿。
鬼軍曹という言葉がぴったりだった。
最初のコメントを投稿しよう!