お花畑へ行こう

4/21
前へ
/40ページ
次へ
「自己紹介はそんなところで…あ」 まとめようとした久保田先輩の視線の先には。 「ごめんごめん、遅れた」 ぶんぶんと手を振りながら悠然と現れたその人は、これまた堂々とした体格だ。 180cmはあるだろうか。 だけどスカート。 久保田先輩の内股と足して2で割ってもまだ余るO脚。 「梅野かおり、マネージャーです」 声だけ聞いても、本当に女子なのか判断することはできなかった。 久保田先輩から俺達の入部届を受け取ると、パラパラとめくった。 腰に手を当てて、凄みのある笑みを浮かべたその姿。 鬼軍曹という言葉がぴったりだった。
/40ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加