『育てよう』

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まだ小さかった僕は 好きだった登場人物が悪役に転じた時、よく思ったものだ 『良い人だって信じてたのに』 大抵は、何かしら理由があって悪役に徹しなくてはいけないという話なのだが あの頃から、そう 優柔不断な僕は、好きな存在を、信じ通すことが出来なかったんだ ここでひとつ たとえ話をしよう… もしも 人の『未来』が 全て種だったとしたら…
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