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「ん~、憎いって言われれば憎い!
すっっっっごく憎い!そりゃ今すぐ殺したいぐらいに!!」
「・・・;;」
「・・・けど、お父さんとお母さんはうちにそんなことさせるためにうちを生かしたんじゃないと思うんだ!」
「だから、うちはお父さんとお母さんの変わりに、二人がやりどげたかったものを、やりとげる!そのためにこの命を使う!!(ニカ」
狐は驚いたその少女の顔が涙で濡れているのに笑顔であることを、
そして、こんなにも幼い子供がこんなにも強い覚悟を宿していることに
「フ・・・ワハハハハ!
おもしろい!おもしろいぞククク・・・
気に入った!!お前のその野望儂も手伝ってやろう」
「へ・・・なんで?狐さんはうちの
親のこと憎いんでしょ」
「ああ、確かに憎い、だがお前のことは
気に入った、なんだ儂の力は必要ない
か」
「ううん、必要スッゴく必要!!」
目を輝せながらこちらをみている様子に思わす目を細める
「・・・本当にいいのか
儂はお前の親を殺したんだぞ」
「うん、狐さんはそんなうちのこと、
変だと思う?」
「いや、全く」
普通だったらこの子供を異常だと思うだろうしかし儂にはそうは思わなかった
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