エピローグ 始まりの日

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3月28日 もうすぐ中学一年になる春休み。 僕はこの日少し寝坊する。 「ふぁぁ……うーん、寝過ぎたかな?今何時だろう…。」 時計の針は、9時13分を指している。 「やばっ!朝ご飯の時間とっくに過ぎてる!」 うちは、ルールが厳しいのだ。 「…だけど、なんか静かだな?」 …何か嫌な予感がする。 …チクタク……。 時計の針の音が五月蝿い。 …チクタク…チクタク……。 僕は、悪寒を拭いきれないまま、リビングにむかう。 …チクタク…チクタク…チクタク……。
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