出会いはいつも突然に

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守「お兄ちゃん!これからどうするの?」 拓「ああ、バスに乗って山井町ってとこに行く。そこでおじいちゃんとおばあちゃんが俺達を待ってるらしい」 守「そうなんだー。じゃあ、あそこに座ろう?」 拓「おーそうだな!」 守が指差した方には2人くらいが座れる様なベンチがあった バスが来るまでそのベンチで待つことにした ここから山井町まではバスで10分位らしい そう遠くはないが、それにしてもバスが来ない…… 俺はふとバスの時刻表を見る するとバスが来るまで30分くらいあるみたいだった 拓「ハァー‥‥‥」 俺はため息をついて守の隣に座る 守「どうしたの?」 拓「まだ30分くらい待つみたいだぞ」 守「えーそうなんだ‥‥。じゃあここに座ってよ」 守は俺と違ってなんか楽しそうだ 初めて来た所に興奮しているのかもしれない もしかしたら守は田舎暮らしが合っているのか……? しばらく守とボーとして辺りを見ていると 俺は喉が渇いてきた
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