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「おはようございます。」
「...... はい?」
朝、目を覚ますと枕元に獣耳の青年がニコニコと座っていた。
「え......と、おはようございます?」
「はい、おはようございます。」
何がそんなに嬉しいのか満面の笑みを浮かべたままのそいつに内心イラッとしつつ起きる。
「ってか、あんた誰?」
そのまま不機嫌な顔で睨み付けると驚いた顔をしていた。
「勝手に家に入ってきて、人の枕元に座ってるって変態?」
「へっ変態じゃあ無いですよ!昨日の事覚えてないんですか!」
両手を床について身を乗り出してきた青年の迫力に少し身を引きながらも、睨んでやるとしょんぼりと耳を寝かせてまた座り直した。
「昨日?」
「そうですよっ。昨日あなたがここに連れてきてくれたんじゃないですか!」
「はぁ?!」
そんな事した記憶無いし!まずあんたに会った記憶も無いですから!
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