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「お~お前ら
元気だっ…」
3人の後ろから
少し離れて歩いて来る
優美を見つけた。
陽二が亮太に抱きついた。
「バカヤロ~
たまには、顔出せよ
お祝いだけ送って来やがって
お前だけだぞ
うちのお姫様を見てないのは」
「すまん…
今度、お邪魔するよ」
陽二が離れると
今度は真吾が飛びついた。
「亮太!亮太~
会いたかったよ、亮太ぁ」
「ああ…
俺もだよ、真吾
元気だったか」
「お前が居ないと
元気出ねぇよ」
「すまんな…真吾」
最後に孝弘が
握手を求めてきた。
「みんなに、謝ってばかりだな」
亮太は苦笑いを浮かべ
「ああ…
タカは元気だったか」
「見てのとおりさ
お前は?」
「俺か…俺は生きてる」
その言葉に
孝弘は複雑な顔をした。
そして体をずらして
優美を、亮太の視界に入れた。
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