プロローグ

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気が付くと俺は、見知らぬ部屋の真ん中にポツンと立っていた。 えぇ!?ここどこ?さっきまで、家のベットでゴロゴロしてたはずなのに? 軽くパニックになりながらも、周りの状況を見渡す。 ちょっと広めの部屋といった感じで、床、天上と全て石で出来ている。 ついでに目の前に石机があり、その上には羊皮紙が丸まった状態で置いてあった。 何だこれ? 特にすることも無いので、何も考えずに手に取って広げる。 すると羊皮紙から、真っ白な光が。 眩し!目が痛い。 余りの眩しさに、羊皮紙を放り投げると。頭の中に声が。 『あなたは厳正なる審査により、ダンジョンマスターに選ばれました。繰り返します、あなたはダンジョンマスターに選ばれました』 光から、目を守るため上げた手を下ろせません。 もう一回聞きたいけど、繰り返して言われたから、はっきりと聞こえている。 ダンジョンマスターってマジですか? ダンジョンマスターとは……ダンジョンのマスターなのでしょう! 詳しいことは分かりません!だって俺一般人だもの。来年成人になるけど、兵士でも、冒険者でも無いし。 ダンジョンとは世界中の、至るところにあり中にはモンスターや、罠やらがうじゃうじゃあり、俺みたいな一般人が入ると5分でお陀仏です。 そんな訳でダンジョンとは、全く接点の無い俺だけど、ダンジョンマスター何て物があるとは。 突然の事態に声を無視して、考え込んでいると。
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