第1話

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困った様に、輪島は笑う。 俺は、何も言えなかった。否定も受容も。 学校の校門を潜り抜けると、沢山の他人ばかりだ。 玄関付近に、大きな貼り紙が貼られてあった。 クラス表だ。 俺と輪島は沢山の人混みに入り、自分のクラスを探した。 1~5組まである。 「あった」 ポツリと俺は呟いていた。 「えっ!?どこ?」 慌てて輪島も探す。見つかりはしたが、クラスは別々だった。 俺は、2組で輪島は3組だ。更に、宮田も3組だった。 偶然、輪島が見つけた。
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