第1話

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チャイムと同時に、先生が入ってきた。席は適当だ。因みに、席は一番後ろで真ん中。俺を挟むように橘と小金井が座る。 何故なら、先生が適当に席に着けと言ったからだ。 「1年生の間は部活に入れよ」 帰宅部は部活に入るのかと誰かが言った。 「入らんな。幽霊部員でも良いから、入っとけよ」 何て適当なんだと、苦笑した。 「確定だな」 ニヤニヤと橘は俺の 脇を小突く。 「だね」 俺の代わりに、小金井が嬉しそうに答える。 わら半紙を2枚配られた。文化部や運動部の部活名が書かれたものと、希望部活を書く用と。 一通り先生は話し終えると、さっさと教室を後にした。 明日から、通常事業。今日は、これて終い。
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