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「そうなのかい?」
「いや、俺は…」
「どうしたんだい?」
チラッと視線がぶつかった。橘と輪島。
あぁ、寂しそうな顔。俺はまた、他人の顔を気にしてる。
「俺は、マネージャー志望です」
「うん、マネージャーはいらない」
ハッキリと言われた。ショックかも。
「マネージャーは腐るほどいるから」
「……」
何とも言えない。顔とは似合わず、毒を吐くのですね。
「それに君は…彼からよく聞いてるからね」
先輩はチラッと輪島を見た。
「で、君は、入部するのかい?」
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