第1話

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2人?俺と…宮田だった。 隣に並ばされ目が合うとニヤニヤと宮田は笑いながら、手を振ってきた。 先輩は名前とポジションを言うよう言われた。 「まず、宮田君から」 「宮田巧です~。ポジションは投手です~」 「次、出倉君」 「あ、はい。出倉大地です。ポジションは、投手です」 パラパラと拍手をされた。 今更、やっぱり無理だなんて俺には言えない。けど、中途半端な気持ちで野球を続けたくない。 「それじゃあ、二人の実力を確かめたいから二人ともウォーミングアップしてくれるかい?」 「「はい」」 俺と宮田は各自でアップを始めた。学ラン着たままだと、投げにくいからスクールバックに無理矢理入れた。
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