第1話

3/25
前へ
/25ページ
次へ
通学路に満開の桜が咲き誇っている。まるで、俺達を祝っているようだ。 なんて、臭い台詞も心の中なら言ってみたくなる。 家から学校までは徒歩で15分ぐらい。近いから、学校を選んだ理由の1つだ。 俺の両親は二人とも共働きで家に居る時なんて滅多に無い。 けど、俺は寂しくなかった。弟が居たから。
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加