第1話

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「よっ!!おはようさん」 軽く、背中を叩かれながら挨拶をされた。 輪島寛人は、人懐っこい笑顔を浮かべる。輪島とは幼馴染みで、リトルリーグからの付き合いだ。 因みに、ポジションは捕手だ。 「…おはよう」 「元気ねぇな。昨日、始業式だからって寝れなかったのか?」 「違う。それは、輪島だろ?」 そう俺が言うと、まぁなと輪島は照れ笑いしながら頬を掻く。 「あ、あのさ……野球部入るよな?」
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